最近流行りのFPSゲーム「Apex legends」や「battlefield2042」、「Valorant」などをPC、CSに関わらず有線ヘッドホンでプレイする方は快適かつ強くなるためにはサウンドカード、オーディオインターフェイスは必須であると考えます。
ヘッドホンやヘッドセットを高級なものに変えるより簡単に定位感や足音などを聞き取ることができます。
その中でも今回は「Sound Blaster X4、X3」について説明していきます。
Sound Blaster X4とは
Sound Blaster Xシリーズは「USB-DAC」と言われる装置の一つです。
USB-DACとはUSB接続でパソコンやCS機から送られてくるデジタル信号をアナログ信号に変換して、高音質でスピーカーやヘッドホンに出力する装置です。
Sound Blaster X4の性能としては
- AVアンプとしての機能。
- 最大7.1ch対応のマルチチャンネル出力。
- ゲームで使用するバーチャルサラウンドをヘッドホンへ出力。
- 独自のSuper X-Fi技術で最高の指向性サラウンド感を体験できる。
- ボタン一つでスピーカーとヘッドホン出力を切り替え、Super X-Fi機能を使用できる。
- PS4,5やNintendo Switchなどでも使用できる。
- イコライザーで特定の音を強調できる。
- PCの専用無料アプリのイコライザーで簡単に音質などを調整できる。
上記の通り、ゲームだけでなくスピーカー出力も優れた、高音質で性能良い万能製品です。
「Sound Blaster X4」外観
X4,X3の違いについて
まず、Sound Blaster X3とX4との違いであるが、基本的にX3の次期モデルがX4です。
性能としては光デジタル入力が追加されています。※光デジタル出力はどちらも対応
また、出力が「X3」の最大32Bit/192kHz、「X4」が最大24Bit/192kHzとなぜか前モデルのX3の方がBit数が高いです。購入して気づき、ちょっと残念でした。
だが、次期製品なので最適化等の進化で仕方ないものだったのかもしれません。体感の性能にあまり差はないと思われます。
そもそも、CD音源が16Bit/48kHz、ハイレゾが24Bit/96kHzなので、どちらもかなり高性能なのは違いありません。
価格は3000円ほどX4の方が高価になっています。
光デジタル入力を使用しない方は、在庫が切れる前にX3の購入をした方がいいかもしれません。
※Khzは周波数のことで、Bitとは1秒間にデータがどれだけ送られるかという指標の一つである。詳しく知りたい方は音質について調べてください。
他社製品との比較
現在人気の「Astro mixAmp Pro」と比べると、ほとんどの機能が「Sound Blaster X4」で対応しており、機能は上位互換です。
しかし、操作性に関してはダイヤルが2つあるAstro MixAmp Proの方が良い気もしますが、ボタンを1回押すかどうかの違いです。
見た目は好みがあるが、MixAmpはコンパクトでおしゃれで、Sound Blaster XはLEDがあり、どちらが良いとは言えません。
定価は若干MixAmpの方が安価になります。
しかし、価格に関しては人気なMixAmpは高騰することがあり、Amazonでは現在2万円を超える場合があります。購入の際は公式から購入することをお勧めします。
・【型番】MAPTR-002
・【物理的仕様】高さ:137mm 幅:80mm 奥行き38 mm 重量:296g
・【技術仕様】
1.サウンド出力:100 dBSPL
2.ゲーム オーディオ:48kHz @ 16ビット
3.チャット オーディオ:16kHz @ 16ビット
4.USB標準:USB 2.0フルスピードおよびUSBオーディオ1.0、ストリームポート(ライン出力)
5.周波数特性:10Hz ~ 24kHz
6.全高調波歪:< 0.05% @ 0 dBFS
7.信号雑音比:70dB以下
・【互換性】 PlayStation 5、PlayStation 4、パソコン、MacまたはSwitch
「Astro mixAmp Pro」は公式ページに簡易な説明しかなく、詳しい性能が載っていない(見つけられない)ためAmazonからの引用だが、気になる性能がありました。
ゲームオーディオの16Bit/48kHz、チャットオーディオの16Bit/16kHzです。
比べると非常に低性能であると感じます。
上記で説明した「Sound Blaster X3」が32Bit/192kHz、「X4」が最大24Bit/192kHzと比べてもかなり低い。
前述であるがCD音源が16Bit/48kHz、ハイレゾが24Bit/96kHz。今の時代にCD音源並みの出力です。
チャット音声に関してはモノラルの低音質です。
チャット音声はまだしも、メインはもっとよくできなかったのかと思います。
CD音源レベルで高価格なオーディオインターフェイスが許されるのは一体いつの話なのだろうか気になるところではあります。
Sound Blaster Xシリーズとは違い、ゲーム特化ではあるがあまりにも低スペックな気がします。
使用感
実際に使用してみて非常に良かったです。
まずスピーカーの出力ですが、問題なく良い音質で聞くことができます。
ただし、スピーカーの性能があまりよくないので性能を発揮できず、今後スピーカーを更新予定です。
イヤホンについては、ゲームで使用していたが、以前使用していた数千円ほどのサウンドカードとは比べ物にならない程良い音質になりました。
設定の違いもあるのかもしれないが、ゲーム中は音質が良いのに足音もわかるようになりました。
以前は足音がわかるようにすると、音質が悪くなっていました。
音についてあまり詳しくないが、これもこの性能なのかもしれません。
また、簡単にSuper X-Fi技術でサラウンドや指向性を体感できるため、非常に重宝しています。
Super X-Fiは少し癖があるので、人によっては普通のステレオ出力が良いかもしれません。
まとめ
「Sound Blaster X4、X3」について記載してきましたが、PCの有線イヤホンジャックを普段はスピーカー、ゲーム時などはイヤホンを繋いで使用する方には特にお勧めしたい。
性能は折り紙付きであるこの製品ですが、正直人気がありません。
ゲーム特化ではないが、他社ゲーム特化製品並み以上の性能があり、マルチチャンネル対応で万能すぎるのかもしれません。
また、メーカーが「Creative」であることも原因の一つかもしれません。
この製品も説明書などは英語のみで、簡単な記入しかされていなく、日本人向けでないのが分かります。
しかし、「Creative」の「Sound Blaster」シリーズは世界的にかなり売れています。
もっと日本でも使用者が増えべき製品だと感じ、今回記事にしました。
「Sound Blaster」には「G」シリーズのゲーム向け製品もあるので、ゲーム使用も前提の方はこれもお勧めします。
もちろん今回の製品と同じように高性能です。
どの製品も基本1万円台で購入できます。
ぜひ、「Creative Sound Blaster」製品を使用して快適な音環境を構築していきましょう。
あと、上記の写真のようにL字イヤホンジャックを使用の方はアダプタも便利です。
下記にそれぞれリンクを貼っておきます。
では、また次回。