今回、左手用デバイス「Razer Tartarus」シリーズについてレビューしていく。この「Razer Tartarus」は有名スナイパークランの元BF、現APEX人気プレイヤーも使用しているようだ。
左手用デバイスとは
左手用デバイスとは普段使用しているキーボードとは別に、使用目的に特化した片手で使用するボタンやスティックの付いたデバイスのこと。
他にも左利きの人が使いやすいように設計されたデバイスもこれに含まれるが、ここでは省く。
左手用デバイスの種類
左手用デバイスは一部だが、上記のような種類がある。
編集作業やゲームの進行を優位にしてくれるデバイスである。
また、ほとんどが人間工学(エルゴノミックデザイン)を取り入れており、とても使用感がいい物になっている。
しかし、デメリットもある。慣れるのに時間がかかったり、根本的に合わなかったりして使いづらさが出てくることがある。
また、有名メーカーで販売しているものは少なく、今回紹介するRAZERの他には、Logicoolでも以前左手用デバイスが販売されていたが、廃盤になり価格が高騰している。
「Razer Tartarus」シリーズについて
「Razer Tartarus」シリーズは「Tartarus Chroma」「Tartarus Pro」「Tartarus V2」の3種類が存在している。
現在一般的に購入しやすく、外観の同じ「Tartarus Pro」「Tartarus V2」について比較してみる。
キー数 | スイッチ | 価格 | |
Tartarus Pro | プログラム可能32キー(8方向スティック含む) |
RAZER アナログオプティカルスイッチ※1 |
約15,800円 |
Tartarus V2 | プログラム可能32キー(8方向スティック含む) |
新型 RAZER™ メカ・メンブレン機構※2 |
約11,000円 |
2つの違いは基本的にキースイッチの種類と価格である。特徴的な8方向スティックやキー数等は変わらない。
私はクリッキースイッチでゲームを楽しみたいと思い「Tartarus V2」を購入した。
※1 Razerアナログオプティカルスイッチは、キーを押した際の深さを感知し、より細かいコントロールが可能な機能を備えている。反応する深さを変えたり、押した深さにより2種類の反応を感知させることができる。
※2 Razer メカ・メンブレン機構では、ゲーミング時の使い心地の良さを実現する柔らかなクッションタッチ、そしてカチッと感じるタクタイルなクリック感というメンブレンとメカニカルスイッチの二つの良い特徴が統合されている。
「Razer Tartarus」使用感について
使用してみてわかったメリット、デメリットを下記にまとめていく。
メリット、デメリット
メリット
- エルゴノミックデザインにより調整できるパームレストがフィットしてとても楽な体制で操作できる。
- WASD操作の苦手なPAD使用者が違和感少なく操作できるスティック付き。
- 親指で移動できるので、小指を使った操作がかなり減り、キャラコンがしやすい。
- ボタン数が多く対応可能なゲームが多い。
デメリット
- 手フィットするパームレストのおかげで、上段1列または下段1列の操作どちらかがしにくくなる。
- スティックの使用感が最低。
- 良くも悪くもボタン数が多く、任意の配置を覚える事に時間がかかる。
メリット、デメリットについて詳しく説明
メリットとしてはとにかくPADを使用してきたCS勢のPC移行にはもってこいの使用感。
移動をスティックに割り振ることで、人差し指、中指、薬指をメインで「ジャンプ」や「しゃがみ・スライディング」、「ダッシュ」を操作できる。
慣れたスティックを使えることで、マウスでのAIMに集中することができる。
ボタン数が多く、「APEX LEGENDS」「VALORANT」「BFシリーズ」などなど問題なく使用できる。
デメリットとしては上段1列が遠く、楽に使用できるように手を奥に位置すると下段1列が窮屈で操作しにくくなる。
逆に下段1列を楽に使用できるように手を手前に位置すると上段1列が届かなくなる。
基本的なキー配置を自分で設定するため、固定がなく、覚えるまで間違えやすい。
また、普通のキーボードと違いボタンの列毎の左右ずれがないことも何かしら操作性や覚えにくさに関係するかもしれない。
そしてスティックが最悪である。
「Razer Tartarus」の使用の結果
この「Razer Tartarus」の特徴であり、メリットでもある「スティック」が最高にデメリット。
このスティックはPADのスティックとは違い、倒すことでスイッチを押すタイプになっている。倒れるといってもマウスのクリックみたいな感じで、倒した感は皆無。
スティックは取り外し、十時キーとして使えるが、それはそれで使いにくい。もともとこのスティックは補助用であり、基本は「WASD」で操作っするように設計されているのかもしれない。
また、スティックがプラスチック製で非常に滑る。常にスティックに指がある状態だと最低だ。
これらのようにPAD使用者は困惑するかもしれない。だれかがこのスティックをう〇こ軸と言っていたのも納得できる。
「Razer Tartarus」は神!?デバイス
この「Razer Tartarus」、マクロを組むことで編集作業にも使え、使用用途は多くあるが、現在このままでは神デバイスとはとても言えない。
しかし、「Razer Tartarus」、一工夫でスティックが生まれ変わり、神デバイスになるのである。
今回は長くなってつかれたので、その説明は次回の記事にする。ごめんなさい。
記事ができ次第ここにリンクを貼る予定。
迷デバイス「Razer Tartarus」を神デバイスにする方法
ではでは、また次回