Instagram等の広告で良く見かけたので、昨年の11月に購入してみました。
非常に満足いくイヤホンだったので今回レビューしていきます。
注意点として、広告は謎の中国通販サイト等のものもあり、価格も以上に値下げされていました。
模倣品や通販詐欺にあう可能性が高いため、公式ページや公式推奨サイトで購入するのがお勧めです。
私は公式推奨のamazonで購入しました。
ambieとは
「ambie」はambie株式会社が販売する商品です。
ambieはソニーでイヤホンやヘッドマウントディスプレイを手がけてきたエンジニアが中心となり、ソニーから独立して立ち上げた会社です。
ソニーは元々ノイズキャンセリング等で没入感の高い製品を得意としており、ambieのような製品とはコンセプトや方向性が違い、あえて独立して展開したようです。
独立してもソニーの音響技術を活用したり、ソニーと協力関係を築いています。
株式もソニーが33%保有しており、今後も協力体制が続いていく事が考えられます。残り67%はWiL Fund I, LPというベンチャー投資育成ファンドが保有しています。こちらも一部ソニーの投資を受けています。
ambieの特長
ambieは他のイヤホンにはない特徴が多くあります。いくつか紹介していきます。
イヤカフ型という独特な装着方法。
主流のカナル式では耳内部を密閉してしまい、湿気が溜まってしまいます。
また、カナル式ではシリコンが外耳に強く接触している事と含め、痒みや痛みも伴うことがありますが、イヤカフ型は起きなくなっています。
装着も不快感なく、激しく動いても取れにくいものなっています。
連続再生時間は6時間、充電ケース併用で18時間と長時間使用できるものになっています。
私は使用していませんが、マイクも付いているので通話などもできるようです。
優れたデザインでファッションアイテムとしても使用できる。
ambieはファッションアイテムとしても優れたデザインで、通常のイヤカフとして使用しても良いくらいです。
私も外出する際は音楽を聴くついでにファッションとしてピアスと合わせて着用しています。
また、ambieはカラーを変更できる機構になっているため、公式の販売するイヤーソックスを購入することで交換することができます。
ambieはファッションブランドの「BEAMS」でも取り扱いを行っています。ambieはファッションアイテムとしても優れたデザインで、ファッションブランドの「BEAMS」でも取り扱いを行っています。
耳を塞がない外音取り込み機構。
外音取り込み機能については、最近のイヤホンでは増えつつありますが、耳を全く塞がないambieほどではないと感じます。
また、非常に高価なものになっていたり、骨伝導式などデザインがファッションに合わせにくい物が多いです。
ambieは生活に寄り添う「ながら聴き」に特化した製品といえます。
開封・外観
外箱はシンプルでおしゃれなものになっています。
内容物は
- ambie本体とケース
- 充電ケーブル(A to C)
- 取り扱い説明書
- 箱や仕切り等が計5点
となっています。
充電ケースは非常にシンプルなものになっています。
充電接続はType-C接続で、ワイヤレス充電には対応していません。
素材はプラ製で、質感や見た目はあまり良い物ではありませんが、あくまで充電時やケースとしての役割なので問題ないかと思います。
気になる方はケースカバーなども出ているので、購入を考えるのもいいかもしれません。
最下記のリンク内にケースカバーを少し紹介しておきます。
実際の使用感
ケースを開けると一度接続していた場合、自動でBluetoothがペアリングされます。
ファッションとしても便利な片耳だけの使用もできるようになっています。
Bluetoothは5.2に準拠しています。
簡単にBluetoothの進化も説明していきます。
- Bluetooth1.0(1999)Ver1.2で電波干渉の改善。
- Bluetooth2.0(2004)高速通信の対応。Ver2.1でペアリングの高速化。
- Bluetooth3.0(2009)通信速度の高速化。
- Bluetooth4.0(2009)省電力化、Ver4.2で省電力時の通信速度2.5倍。
- Bluetooth5.0(2016)通信速度4.0の2倍、通信範囲4倍、通信容量8倍。
- Bluetooth5.2(2020)LE Audioの対応(高音質、高効率、高安定化、低遅延等)
となっています。
現在でもVer3.0や4.0等の旧規格で製品が販売されているものもあるので、購入時は確認が必要です。
BluetoothはVer5.0以上の物を選ぶと良いかと思います。
使用していてBluetooth通信は安定していました。
付け心地としては不快感が全くなく、長時間着用していても痛みなどもありません。
外音も普通に聞くことができ、軽い運動や作業中はBGMとして最適です。
移動時も外音が聞けることで危険に気づくようになっています。
装着していることを忘れてしまうくらいでした。
使用していて気になる点
ambieは非常にいいイヤホンですが、使用していていくつか気になる点もありました。
まず、
- 装着に慣れが必要。
片手では付けるのは難しく、両手でつける際もコツが必要です。何度か装着しているとコツがわかり、すんなりと装着できるようになります。
また、スピーカーにも指向性があるようで、装着後に音で確認しながら位置を調整する必要もあります。
- 音漏れが気になる。
どうしても密閉していないので若干の音漏れが発生します。
しかし、スピーカーに指向性がある事も重なり、音漏れの音量はかなり小さく、至近距離でないと気づかない程度でした。
それでも音漏れは0ではないので注意が必要です。
- 音質が良くない。
ソニーの技術を活用しているといっても、カナル式より耳から遠い位置にスピーカーがあるため、音漏れのようなシャカシャカした低音の弱い音質になりがちです。
音圧も弱く、装着位置が正しくないと更に軽く聞こえます。
本格的なイヤホンには全く届かない音質ですが、BGMとしては十分なものです。
流石に格安イヤホン等よりかは良い音質かなと思います。
- 良くも悪くも遮音性がない。
ambieは耳を塞がないことで全く遮音性がありません。
もちろんノイズキャンセリング機能もありません。
音楽を純粋に楽しむ場合、外音が気になってしまい集中できません。
ambieの良い点でもありますが、気になる点でもあります。
どちらも可能である、ノイズキャンセリングと外音取り込み機能が付いているイヤホンもありますが、こちらはこちらで、外音が自然に聞こえないようで、かなり高価なものになります。
- 専用のアプリが良くない。
ambieには専用の無料アプリがあります。
ボタンの設定や簡単な説明書、イコライザの設定等ができます。
イコライザの設定を変更できますが、こちら変更してもほとんど音質に変わりがありませんでした。
たまにアプリがambieを認識しないこともありました。
- 操作性が悪い。
本体に左右後ろ側に一つづつ、ボタンが備わっています。
押すことで音量や2回押して曲の飛ばし等を操作できます。
アプリ内でボタンの実行する機能を変えることもできます。
しかし、このボタン非常に押しにくく感じました。
本体裏側の丸みを帯びているところで、周りをシリコンで覆われているので感触でボタンを見つけることは非常に難しいです。
慣れてくると押せますが、アプリや再生しているスマホなどで操作した方が分かり易く感じました。
まとめ
ambieはシーンを選ばず自然なBGMを楽しみ、何気ない日常にをまとうことで、いつもと違う情景が違って見える。
そんな「BGMで日常を彩る」ことをコンセプトに作られています。
私はこのコンセプトに非常に合っていて、音楽を聴きつつ何かをすることが多く、とても重宝しています。
音質もBGM使用目的としては気にならない程度でした。
似たような製品が出てきていますが、どれも音質が心配だったり、デザインが微妙な物がほとんどです。
価格は約1万6千円程。
有線タイプもあり、こちらは約6千円。
高級イヤホンが多く出回っている中、この機能、デザインを考えるとお買い得にも感じます。
再度購入の際の注意点ですが、模倣品や詐欺通販サイトが多くあるため、信頼できるところで購入するのが良いです。
ぜひ皆さんも「ながら聴き」で快適なBGM生活を送ってください。
購入リンク(Amazon)、公式リンク先
Amazonでは白か黒のみの販売になっています。
後からカラーを変えれるので、基本のこの2色から購入すると良いかもしれません。
Bluetooth機能がないPC等で使用する場合は、USBのBluetoothドングルの購入もお勧めします。
公式サイトから違うカラーのambieや、カラー変更用のカラーソックスを購入できます。
公式リンク先
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それでは、また次回。