最近のマウスは4K対応(別途ドングル必要)で超軽量の50g台というのが主流になっています。
その中でも「WLmouse BEAST X」の公称39g、4K液晶付きドングル付属、マグネシウム合金製と際立ったものになっています。
実際の製品も非常にクオリティーが高く、優れたマウスになっています。
今回はこの「WLmouse BEAST X」のレビューを行っていきます。
「WLmouse」とは
昨今、新規のゲーミングデバイスメーカーが多くできています。
「WLmouse」も新しい中華メーカーになります。
「WLmouse 」がゲーミングマウス新規参入の「BEAST X」を発表した際、マグネシウム合金なのに破格の価格設定、超軽量で高機能、液晶付き4Kドングル付属と詰め込み過ぎて詐欺ではないか、実物とは違うのではないかと話題になった製品です。
疑惑が多く出た中「WLmouse」は発売前にゲーミングバザー2023秋に参加し、実物製品を展示しました。
ゲーミングバザー参加者のデバイスに詳しい方々が、「WLmouse BEAST X」のあまりの出来の良さに驚き、絶賛していました。
しかし、製品を購入しても製品が届かないんじゃないか、そもそも詐欺じゃないか、実物は製品と違うのではないか、といった疑いが依然多く出ていました。
発売後、恐る恐る購入者した方は、信頼のできる会社、製品である事を証明していました。
詐欺疑惑が出るほどコストパフォーマンスと性能の高いマウスということになります。
「WLmouse BEASTX」シリーズ
「WLmouse BEAST X」シリーズは現在3種類で展開されています。
基本的に大きさや重量のの違いですが、その他に発売時期によるセンサーの違いやレシーバーの違いなどがあります。
・BEAST X (8K)
現在「BEAST X」は8K対応モデルにバージョンアップしています。
センサーはPixart PAW3395 最大8000Hz、重量は公称値39±3g(8Kは39±1g)、液晶付き大型レシーバーが付属しています。
・BEAST X MINI
「BEAST X」より更に小型になっています。
センサーはPixart PAW3395 最大8000Hz、重量は公称値34±1g、猫型レシーバーが付属しています。
・BEAST X MAX
一番新しいモデルで「BEAST X」シリーズ最大形状ですが、シリーズ自体小さめなので、このモデルが他社と比較すると通常サイズになります。
センサーは最新のPixart PAW3950HS 最大8000Hz、重量は公称値42±1g、小型レシーバーが付属しています。
「WLmouse BEAST X」スペック
- 公称値39±3gの超軽量マウス
- マグネシウム合金製
- 最新のセンサーPixart PAW3395
- 遅延、チャタリングのないオムロンorTTCのオプティカルスイッチを採用
- 300mAhバッテリー搭載の無線マウス
- 最大4000Hz対応
- ミニ液晶付き4kドングル
- サイズ:122x62x37mm
- グリップテープやマウスソール等の付属品が豊富
- 豊富なカラーバリエーション
- 約2万円($139.00)
これだけの高機能な金属マウスが約2万円で販売されています。
※上記は「BEAST X」の詳細であり、他シリーズや8Kは少し変わります。価格も現在販売されている8Kは約2万5千円($159.00)となっています。
「WLmouse BEAST X」開封
観音開きの衣装ケースに入っています。
箱のクオリティも高く、高級感があります。
内容物
- マウス本体
- 液晶付き4Kレシーバー
- USB type-Cパラケーブル
- マウスソール2種(ガラスソール、PTFEソール)
- グリップテープ
- 説明書
上記の通りマウスソール複数にグリップテープまで付属しているという充実さです。
「WLmouse BEAST X」レビュー
とにかく軽く、ほんとに金属なのか疑うレベルです。
サイズ感はFinalmouse Starlightシリーズのミディアムサイズとほぼ同じサイズになります。
強めに握っても軋みは全くなく、振っても音はなりません。
ビルドクオリティがかなり高く感じます。
塗装も滑りにくく、スイッチに関してはOmronオプティカルスイッチ(8KバージョンではTTC製)を使用しているようで、反応はもちろんクリック時の遊びが非常に少なくなっています。
通常のマウスと違い、金属製のためかクリック感には特徴があります。
遊びがないクリックなので、金属製のためダイレクトにスイッチを押している感覚があり、私の中では手持ちのマウスの中で一番クリック感が気持ちよく感じました。
また、クリック音は金属製のためか高めの音がします。
しかし、よくない点もいくつかあります。
まず、軽量化のために大きな肉抜きがされています。
金属製のため、無線接続の安定化にも貢献してる場合があります。
このマウスはサイドにまで穴があり、握り方によってこの穴がかなり気になります。
これは、グリップテープが付属しているため改善できる可能性があります。
また、マウスサイズに比べ、サイドボタンが大きく位置が低くまでかかることで、誤入力してしまう可能性が高いです。
そして、塗装があるとはいえ、冬場には握るとかなり冷たく感じます。
4Kドングルが大きく軽い素材のため、デスク上の配置や安定性が悪いです。
液晶については、小さくて普段はほぼ見えません。
これらの特長をまとめました。
メリット
- とにかく軽い。
- 塗装も含め、ビルドクオリティが高い。
- 反応が早く、心地よいクリック感。
- 4Kドングルで充電量やDPI等の詳細を確認できる。
- 4Kドングルに好きな画像やGIF動画を再生でき、ライティングと合わせてインテリアとしておしゃれ。
デメリット
- マウスのサイド部まで穴あき加工があるため、指がかかる。(付属のグリップテープで改善可)
- サイドボタンが大き目で、下部に余裕が少なく誤入力しやすい配置。
- 金属製のため冷たい。
- 4Kドングルが大きく目立つ。
- 液晶が小さく普段確認しにくい。
レシーバーのおすすめ加工
付属のレシーバーですが、非常に軽量で安定感がありません。
また、USB端子が上部についており、ケーブルを装着すると上に伸びてしまいます。
レシーバー自体も軽量のため更に安定しません。
そのため下部に剥がせる両面テープ、上部端子にはU字変換アダプターを装着することをお勧めします。
有線使用はしにくくなりますが、充電用ケーブルを別で準備すれば、ワイヤレスで使用するので問題ないかと思います。
下記にリンク張っています。
まとめ
「WLmouse BEAST X」は非常に性能が高い物になっています。
通常マウスより高価ですが、マグネシウム合金製の中では手が出しやすい物になっています。
穴あきで小型サイズですが、問題なければ購入をおすすめできるマウスです。
私も購入してから現在まで半年以上メインマウスとして使用しています。
カラーもたくさんあり、高級感も高く、所有欲も満たすことができると思います。
購入方法は公式サイトから購入できます。
下部に上記で紹介したものを含めてリンクを掲載しています。
このマウスは海外サイトですが、購入は簡単なものなっています。ぜひ検討してみてください。
リンク先
では、また次回。